軟式野球と硬式野球の違いとは?【分かりやすく解説】

初心者

こんにちは!kaiです。

社会人野球・独立リーグの経験と、スポーツメンタルトレーナー・スポーツコーチングリーダーの知識を基に野球に関する情報を発信してます。よろしくお願いします。

今回のテーマは”軟式野球と硬式野球の違い

野球を軟式から始める人は多いと思います。私も小学生の頃から野球を始めて、中学生まで軟式野球をやっていました。もちろん高校から社会人までは硬式でした。

中には、小学生からリトルリーグに入って硬式を扱っている選手もいるかとは思いますが、軟式から始める方の方が多いと思います。

お子さんが野球を始めたいと言っているけど軟式と硬式の違いが分からない。どちらで野球を始めさせるのがよいか悩んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。

また現在、軟式野球をやっていて、これから硬式野球始める際に不安や疑問点がある方も多いと思います。

今回は、そんな方に向けて軟式野球と硬式野球の違いについて、それぞれの特徴を解説していこうと思います。

是非ご一読ください!

そもそも軟式球とは?

軟式球とは、ゴム製の野球ボールの事を指します。硬式球と比べて柔らかいのが特徴です。小学生軟式野球、中学生軟式野球、大人では草野球で使われています。当たっても怪我のリスクが低いので初心者や小学生は軟式野球から始めるのがお勧めです。

学校のグラウンドや公園、野球場でも広い球場なら対格で二面試合したりできるのも軟式野球の特徴です。

従来(2016年まで)はA球(一般)、B球(中学生)、C球(小学生)と別れていましたが、A球B球をまとめてM球に、C球はJ球にそれぞれ変更になりました。

M球とは

中学生から一般用はM球となっています。小学生以外の軟式野球はM球と覚えておけばいいかと思います。ボールの真ん中にMという字が刻印されています。

J球とは

少年野球で使用するボールJ球は一般用M球に比べて、サイズが小さいのが特徴。小学生の小さい手に合わせており、大人には小さくて投げにくい規格となっています。

ちなみに、J球やM球は従来のA,B,C球に比べて硬くなったと言われております。

硬くなったことにより、反発も強くなりました。打球の飛距離が小学生でもプロが使用する球場でスタンドインする選手もいるとか、、、すごい時代ですね。

そもそも硬式球とは

硬式球とは、高校野球やプロで使用されている硬いボールのことです。材質はウールを使用しており、何層にも重ねてあるため硬く仕上がっています。高校生でもプロでもレベルによるボールの大きさの差はありません。一般的にイメージする野球ボール(白くて赤い縫い目があるもの)と思って頂いていいです。

この硬式球はなんといっても硬く石のような硬さとなっており、非常に危険で怪我のリスクが伴います。プロ野球の観客や高校球児がボールに当たって大けがするということは少なくありません。デッドボールや自打球でも青タンができてしまうほどです。

しかし、高いレベルを目指して野球をやりたいプロを目指したい。と言う方にとっては硬式野球に転向するということは、いずれやってくるものです。

特徴としては、打球飛距離がでる、打球速度が速くなる、球速が速くなる、変化球のキレが増す、打球が跳ねにくい、という点があります。

危険が伴うのも事実ですが打球飛距離球速が上がり、野球のクオリティがあがるので、すごく楽しいです。

kai
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小学生だとリトルリーグ、中学生だとシニアリーグ、ポニーリーグ、ボーイズリーグ、ヤングリーグ等で使用されていますね。子供の頃から硬式球に触れさせたい方は一度見学に行かれてみてもいいかもしれません。

軟式野球の特徴

軟式球の特徴はゴム製品なので、柔らかいこと。安全性や怪我のリスクなどを抑える為、野球初心者や小学生にはオススメできますが、柔らかいが故に大人には物足りなく感じてしまうのも事実です。

理由はボールが柔らかいので、力強く大人が打つとボールがつぶれて飛距離がでないということが多々あります。もちろん綺麗にとらえて飛距離を出せることもありますが、少しでもボールの下を打ってしまうと、つぶれて凡フライになってしまうのです。

また、軟式球は高くバウンドするという特徴があります。足が速い選手が高くバウンドさせて内野安打を狙うといった作戦があるのも軟式野球の特徴です。

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団体や一部地域で使用禁止になっている可能性がありますのでご注意ください。それくらい飛ぶバットです。


硬式野球の特徴

硬式球の特徴は、なんといっても硬いこと。先程軟式球の説明で述べた”ボールが潰れる”という現象が起きません。そのため、打球を飛ばすためにボールの数ミリ下を打つのがセオリーです。軟式と硬式だと打ち方がまるっきり違うのです。

また、硬式球は軟式球に比べてバウンドが低いです。ゴロはほとんど跳ねずに向かってきますのでゴロの処理が難しいと言われています。ほとんど跳ねないので、イレギュラーバウンド(石やグラウンドの凹凸でバウンドが変わる事)が多いです。そのため、綺麗に整備された球場じゃないと怪我のリスクが上がるため、限られた場所でしか練習や試合ができません。

高校野球は金属バットを使用しますが、大学野球やプロ野球は木製バットを使用します。バットの種類によって打球が変わったり難易度が変わったりするのが面白いのです。金属バットと木製バットの違いや、扱い方はまた別の記事で紹介しようと思います。

軟式野球から硬式野球へ転向する方へアドバイス

進学によって軟式野球から硬式野球に転向する方へ。触れたことのない硬式球は怖い、適応できるか等たくさん不安はあるかと思います。私もその一人でした。

しかし実際にやってみると不安はすぐに解消され、軟式野球をやっている時より野球が好きになりました。悩んでいるならやってみましょう。違うと思ったらそのとき辞めましょ!

なにより打球が飛ぶ、金属音が気持ちいい、球が伸びる、変化球がキレる、今までの野球(軟式)に戻れない!というのが正直な意見でした。

kai
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ここでワンポイントアドバイス!

軟式球と硬式球は重さや大きさがまるで違います。たかが何グラムの差かもしれませんが、肩や肘などの関節の負担は大きくなります。なので、硬式野球に転向して楽しい気持ちや、早くレギュラーを取りたいという気持ちが働くとは思いますが、まずは身体を硬式球に慣らすことに時間をかけること。そして、正しいフォームを身につけて怪我をしにくいコンディショニングを継続することをオススメします。怪我をして学ぶことも沢山ありますが、取り返しのつかない怪我をしてしまって、才能ある選手が潰れていく姿を沢山みてきました。好きな野球を怪我で辞めてしまうのは悲しいですよね。

まとめ

今回は、軟式野球と硬式野球について解説していきました。それぞれの長所や短所があるので、どちらがいい!とかはありません。私は硬式野球が好きですが、草野球が好きな方は軟式の方が好きという方も多いと思いますし、実際に経験してみて自身はどちらの野球が合うのか、好きなのかを追及して大好きな野球を続けていきましょう。

これから子供に野球をさせるご両親は、沢山不安も期待もあるかと思います。あくまでkaiの考え方としては、小学生や中学生までは強豪チームや硬式チームにこだわらず、楽しく野球ができる環境で野球を好きになってもらうことを第一優先にしても良いのかなと思います。

高校野球や、その先のステージで伸びる子になるためには、まず本人が心から野球が好きで上手くなりたいと思う気持ちが絶対条件です。幼少期に親のエゴで強制はしてはいけませんよ!(最後に話が逸れてしまいました)

これからも大好きな野球を一緒に盛り上げていきましょう!!

最後まで読んで頂きありがとうございます。

皆さんの今後のご活躍を祈って☺ kai

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